しーま編集長ブログ

今年のゴールデンウイークはなんだか雨模様でしたね。

4日は土砂降りのなか、「どうしても釣りがしたい」という息子に押されて、早朝から南部へゴー。

大人たちは「ぜったい無理だ」「いや、無理だよね…」と無言で会話しながら。


すると、まさかまさか。

晴れてる。暑い。
そしてけっこう釣れる。

いや～名瀬は雨だと聞きながら、日に焼けて釣りを満喫。
みな満足して、釣りを終え、残り時間は久しぶりの古仁屋方面へ。


瀬戸内町篠川→古仁屋への道のりです(*^.^*)




途中、小名瀬、という集落に差し掛かったので、ずっとずっと行ってみたかったポイントへ。

見つけた〜
平家の七ツ墓。



落ち延びてきた平家の墓だといういわれもあるが、本当のところはわからない。

甕に石蓋がしてある。
本来は7つだったが、いつのまにか12になっていたとか。
近くのおばちゃんも、「山から持ってきたみたいね。私なんかがいるときから12だったよ」
と教えてくれた。

なんだか可愛らしい形。
きれいにされていて、白いユリが備えてあった。



大事にされているのがわかる。年に一度、アラセツに供養の日があるそうです。
静かで、きれいな集落。
お邪魔しました。


次は、瀬戸内町久根津集落。
こちらには昔、捕鯨基地があったんです。
クジラ好きとしては、なんだか興奮する集落です。



久根津大橋にひそかにクジラモチーフを見つけた。
かわいいけどすごく目立たない…。
よかったらみなさんも探してみてくださいね。


さあ、古仁屋に近づいてきました。
天気は悪いけれど、やはり海はきれい。

一隻だけ小さな漁船が浮いてて、釣りをしているみたいだった。

すてき。

そこに、自分がいられたらどんな気持ちだろう。




手安集落に通りかかったので、旧陸軍弾薬庫跡へ。

なかなか南部は時間を持って来る機会が少ないので、通りかかったら行っておこう、と思う。
数年ぶりでしょうか。
この戦跡をはじめ見たとき、本当にびっくりした。

当時の最高レベルの技術で建てられた、秘密の施設。

ここにどれだけの弾薬が格納されていたかも、わからないそう。
島人にも存在を秘密にされていたという施設。

まるで島じゃないみたい。





きれいだけじゃない、島のこと。
古い歴史も、商業も、戦跡も。
この島が歩んできた足跡、人々が遺してきたもの、大切にしているものを少しでも知ってほしくて、いまはできるだけ息子を連れて行きます。



よいゴールデンウイークでした。